セルバスの快腸セラピーは大腸のみならず小腸もマッサージすることで、硬くなって動かなくなった腸の動きを助け、自力で蠕動運動(ぜんどううんどう)できるよう促します。
腸内に溜まっている便や食べ物の未消化物を排出を促すことや、全身の血流が良くなる事で冷えやお肌のトラブル・腰痛などの改善効果が知られていますが、その他にも自律神経のバランスを整えることや、栄養吸収の改善が期待できます。
健康を維持するために
腸内フローラという言葉をよく耳にするようになりました。
腸は、顕微鏡で腸の中を覗くと「フローラ=花畑」のように見えることから、腸内フローラと呼ばれるようになったのです。
腸内細菌を大きく分けると、善玉菌が2割、悪玉菌が1割、残りの7割が日和見菌で、そこからさらに細分化され、3万種にも上ると言われています。腸内細菌のバランスが悪くなると便秘になる、免疫力が低下する、脳内ホルモンのバランスが崩れるといったことが起こる可能性があります。
腸は最大の免疫器官とも言われていて、体内の免疫システムの大半が腸に由来しているので、腸内環境が悪くなると身体全体の免疫力も低下します。免疫力が落ちると、風邪を引きやすくなるなど病気にかかるリスクが上がります。つまり、腸内環境を整えることが健康を維持するためにはとても大切なことなのです。
そして、腸の働きをコントロールしているのは自律神経です。このバランスが乱れると、腸の働きも悪くなります。自律神経のバランスを整えるには、規則正しい生活を送ることが大切ですが、歩くことも効果的。
歩くことで自律神経のバランスが整い、腸の働きがよくなり、腸内環境も良好になる。そして、腸内環境がよくなれば、健康につながるといったいい循環が生まれるのです。
まず、小腸とは
一般に、小腸とは十二指腸・空腸(くうちょう)・回腸(かいちょう)のことを指します。
小腸は、胃や十二指腸で消化された食べ物をさらに分解し、栄養素を吸収する働きをしています。小腸は身体の中で最も長い臓器で、約6〜7メートルほどあります。小腸の内側を広げるとテニスコート1面ほどの大きさなると言われています。ちなみに大腸の長さは1.5メートル、テニスコート半分の大きさです。
口から食べたものが食道を通過し胃で細かく分解され、十二指腸の途中で胆汁や膵液(すいえき)などたんぱく質や脂肪を消化するのに重要な消化液が合流し、小腸でその消化液を加えることで、食べ物の消化分解して小腸でほとんどの栄養分は吸収されます。小腸で吸収しきれなかった食べ物の残りカスは大腸に運ばれて行きます。
小腸から血液、全身の細胞へと栄養が運ばれていくので腸が健康の要と言っても過言ではありません。
腸の不調
腸に便が滞留する、いわゆる便秘で、腸内環境が悪化し、腸の動きも悪くなります。その結果、腸の血流やリンパが滞り、ひいては全身の冷えやむくみなどの原因にもなると言われています。
そしてもうひとつ腸にはほかの臓器にはない特徴があります。腸は脳とも直接つながっていて、身体に害のあるものが腸に侵入すると、それが瞬時に脳に伝わり反応します。それが下痢です。
また反対に便秘やガスが溜まるなど腸が異常を感じれば、すぐさま脳に届いて胃腸の働きを鈍らせることもあります。
宿便の排出
宿便とは、便として排泄されずに溜まっている腸内の残りカスのこと。
食べ物のカスだけではなく、長い間はがれ落ちる事ができずに蓄積されていた腸の粘膜や腸壁、身体中の古くなった細胞がたまったものだと言われています。腸をマッサージすることで、腸内の細菌バランスの変化があります。
腸は第二の脳
腸は自律神経と密接な関係にあります。自律神経は、体にスイッチを入れる交感神経と、主にリラックス、弛緩を促す副交感神経がバランスよく働くことで健康を保っています。
副交感神経が優位になると腸のぜん動運動を促します。現代人はストレスや不規則な生活で、交感神経が優位になりがち。自律神経のバランスが崩れると腸の動きが悪くなり、だるさといった身体の不調や、イライラなど心の不調にもつながっています。つまり、自律神経のバランスが整うと腸の働きも良くなっていくということです。
腸は自律神経に影響を与えるだけでなく、脳にも影響を与える臓器、「腸は第二の脳」とも言われるほど大切なものなのです。